2016年が明けました。
元旦に練習初めを行いましたが、まずはやっぱりとにかくオリジナル練習曲(^-^)/
3度の和音音階でレガート・スタッカートを交互に繰り返し弾き、5番4番の指を特にしつこく弾き、つぎは属七のアルペジオの音階練習。
満足することはないけど1時間くらいで練習曲を打ち切り、さて今年初めてはなにを弾こうか実は昨年暮から決めていました。
ショパン ピアノ協奏曲第1番。
の、2台のピアノに編曲されたもの。
毎年だいたい初弾きはショパンにしています。
昨年はバラード1番・3番。一昨年はスケルツォ第2番。
この協奏曲第1番はもちろんもともとはオーケストラ編成の曲です。
2台のピアノ用に編曲されたものは楽譜もあり様々な演奏者の方々が様々なコンサートで演奏されています。
私は主にⅡ(セカンド)のパートを練習しますが今年はⅠ(プリモ)もしっかり練習したいなと思っています。
この協奏曲のWikipediaに余談として記載されている文をそのまま
【1975年(昭和50年)に発表された都はるみの『北の宿から』(作詞:阿久悠、作曲:小林亜星)の旋律は、本作の第1楽章副主題 (H-G-A-H-E-F#-G-F#-E) によく似ているが、月刊雑誌「ショパン」(2009年1月号)での小林の話では、特に本作をもとにして作曲したというわけではないという。
また、本作は映画「白い家の少女」にも使用されている。クリスチャン・ゴベールが担当したオリジナル・サウンドトラックの導入部のほか、映画本編においても、主人公であるリンが日ごろからレコードプレイヤーにかけ愛聴している曲として用いられている。
全編ショパンの曲が使われている松田優作主演のハードボイルド映画『野獣死すべし』では、「優雅なる野獣」という曲名で、第1楽章副主題をアレンジした曲が登場する。
クラシックを題材にした漫画『のだめカンタービレ』の主人公の一人のだめがデビューコンサートで演奏。シュトレーゼマンが指揮するロンドンフィルと競演。大成功する。
また、ショパンコンクール本選ではこの1番もしくは2番が課題となっているが、圧倒的に1番を弾くピアニストが多いのも事実である。】
楽曲分析、特に和声分析するといろいろ見えてくるものがあります。
模倣されているのか、偶然にしてもやはり多くの人が惹かれる曲に同一もしくは似通った和声が使われているのはその進行の美しさに理由があるからだと思います。
私もちょっと真似てみたことがありますが、重ねてみた旋律によってはWikipedia余談に記載されているように演歌になったり、とそこは感性の使いどころ見せどころだと思いました。
いつも弾きながら考えていることですが、弾く事を弾くだけで終わらせずに作曲やアレンジする事に活かせるように、譜面に描かれていること以上を感じ取れるように、そんな演奏&練習を心掛けたい、今年の抱負です。